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異文化理解

  • 07/05/2020

フランスの苦い思い出

帰国が迫るとつい思い出すのはパリの苦い思い出である そんな苦い思い出があった私だがパリとの縁は、尽きなかった 人生でフランスにしかもパリに住めることができた幸運 私は時々それらのことを思い出す 私はフランス語とは無縁の人生であったましてやフランスという国とも無縁であった 学生時代にヨーロッパへバック […]

  • 07/03/2020

住んでいる国に愛された理由

後任がビザの面接に行き無事に就労許可が下りたのだがなんとビザの証書に間違いが見つかった このニュースに思わず笑ってしまった 最後までメキシコは私を離さないつもりなのかもしれないと思う瞬間であった 結局彼がいつ渡航できるのか現時点では皆目見当がついていない そしてこうした出来事を目の前にしながら 我な […]

  • 07/02/2020

不思議な夢

ある日私の右腕でもあるスタッフから夕飯に行こうと誘われた いいよ、ともちろん返事をしたのだがどうして?と聞くと 夢を見たからだというのである ちょっと面白いなと思いつつ聞いてみると同じ列車に乗っているのだけれどお別れしないといけなくなるのだという そしてそれがあまりにも悲しすぎて悲しくて悲しくて目が […]

  • 06/18/2020

朝の挨拶習慣

フランス時代いつもオフィスに誰よりも先に出社している同僚の男性がいた 私も朝は早めの出社を心がけていたがそれには理由がある 私の住んできた国はほぼラテン系文化の国である ほぼ、と書いたのはオーストリアが若干ゲルマン系文化も混ざっているためだが彼らも歴史的にはラテン系とのつながりの方が長く根はラテン系 […]

  • 06/09/2020

涙は先に、流したい

私の家は、あなたの家です この言葉を私は毎週、もしかすると毎日耳にしている 私が間もなくここを去ると知った人たちがそれはそれは積極的に自宅に招いてくれるのである 過去も、何度か私のチームのスタッフの家や実家などにパーティなどで呼ばれて行ったことはあるが 帰るとなるとその速度が加速度運動的に増してあり […]

  • 05/16/2020

不妊治療と異文化理解

約一年間のメキシコでの不妊治療との闘いの日々も終わりが見えてきた 一つ目の病院の排卵誘発剤と相性が悪く全くうまく行かなかった 複数クールのトライをしたが血液検査の結果もすぐに出てくることもなく説明をされることもなかった そんなことから私はこの病院に疑問を持つようになってしまっていた 受精と着床の可能 […]

  • 05/01/2020

5月1日という日

私は5月1日という日が来る度に夏が来ると感じる 子どもの頃から私は魔女や魔法使いが大好きであった ケルトの本やドイツに残るたくさんの物語を読みあさってきた 5月1日は夏の訪れである だから前日の夜に魔女たちが宴会を開くのだという話を聞いたことはないだろうか シェイクスピアが真夏の夜の夢で描いたことで […]

  • 04/30/2020

スペイン語の世界の奥深さ

時々連絡を取ってはいたがスペイン時代の友人から突然メッセージがやって来た そこにはメキシコの大統領がCOVID-19に対してかなり楽観的な発言をしたことについて触れられており 私に気を付けてそんな楽観的なものじゃないかと忠告が入っていた このメッセージを見てスペイン語圏という世界の奥深さを感じた 他 […]

  • 04/29/2020

テキーラの真実とルブタン

メキシコと言えばと聞くと日本の多くの人がテキーラという飲み物を例として挙げる そして飲み方も酔っぱらうためにショットで一気飲みをするものと信じられている しかし本当のテキーラはそのような形でメキシコの生活には存在しない もちろんパーティの場でショットで飲み合うこともあるのは事実だが 本当はテキーラは […]

  • 04/26/2020

幸せな疲れ方とは

1日朝から料理の準備をしたのは久しぶりのことであった ホームパーティーをするのが憚られる今少人数で我が家で夕飯を共にした メキシコ人の友人が家庭の日本食をどうしても食べたいと言うのである 前の日からメニューを考える 友人の好物は海老と苺買い物と家にある材料を見ながら何を食べてもらおうかと悩むおにぎり […]