夫との時間、家族の時間

日本滞在は決して長くなく
毎日があっという間に
過ぎてしまった

それでも大事にしたのは
夫との時間
家族との時間である

特に親との時間は
年々
貴重になってくる

夫との時間をまずは優先する
お互いの友人を紹介し合ったりしながら
二人で会える限りの人に会い
時にはそれぞれ別行動で
会うべき人にも会う

クリスマスの夜には
なんとか二人のディナーを過ごすことができた

普段共に暮らせない夫婦としては
こうした時間の積み重ねが
とても大事である

たとえ会食でばらばらの夕飯を取ったとしても
帰る場所が同じであると
ホッとするひと時を
二人で共有することができる

一方で互いの家族と過ごす時間
自分の親と過ごす時間も
確保しなければと思う

親戚付き合いが
疎遠になりつつある世の中ではあるが
私の親族は日本各地に
住んでいたりするので
会っても会っても
紹介しきれない

もちろん
しょっちゅう顔を合わせる親族もいれば
数十年に一度の人もいる

メキシコにいると
親戚や家族のつながりの濃さを
強く感じる

それと比べると
日本での家族や親せきとのつながりは
どんどん薄くなっている

日本人は休みを長く取らない

もしかしたらそのことと
深く関係しているかもしれないと
ふと思うのだ

夫との時間
家族との時間

とにかく大切にしたいのは
この時間が
二度と来ることのない
一瞬であるということである

La Carrière -Mariko