誕生日を迎えて

今日
私は四十二歳の誕生日を迎えた

この日を無事に迎えられたことを
心から嬉しく思うと共に
私自身
この一年で
自分の置かれている環境が
こうも大きく変わったのかと
改めて思うのである

過去に告白、でも書いたが
メキシコと日本で不妊治療を続けてきた

今だから書けることだが
メキシコでの医療や
アメリカを中心とする
欧米の考え方と
アジアの考え方の違いに
苦しみ
何度も子どもを諦めようと思った

結論を出したのは
3月であった

自分からキャリアの速度を緩めようと
手を挙げる日が来るなど
思ってもみなかったが
ここで
日本で
不妊治療をしたいと言わなければ
一生後悔すると気が付いたのだ

新しい旅路へ、でも
その際の心境を書いているが

日本で治療をしたからと言って
明るい未来が
待っている可能性は
ほとんどなかった

それでも
私は
自分とドクターを信じると決めて
日本へ帰る決断をした

そして今
メキシコでは迎えられなかった
新しい一歩に
ようやく到達したところである

私には排卵障害がある
うすうす気が付いていたのだが
ようやく

そのメカニズムがわかりかけてきたところである

やはり日本の医療は
素晴らしい

まだまだ
妊娠への道は遠いが
チャンスがあるのなら
頑張ろうという想いになった
ところである

私は四十一歳の誕生日を
生理不順と生殖医療の間で
悩みながら過ごしていた

仕事のストレスと
生殖医療のストレスからか
私の生理は一か月ほど
飛んでしまったのである

焦りが一番の感情であった

在宅勤務とCOVIDの影響で
隔離期間があったことで
身体と心が休まったのが
大きかったと思う

そしてもちろん
私のホルモンバランスが整うのに
少なからずとも
ハイヒールの恩恵があったことは
言うまでもない

高さのあるルブタンを手に入れ
それを身に付けることで
私は自分が女であることを
日に日に自覚していったことが
私の精神を支えであった

まだ奇跡を起こすまで
努力を続けなければ
ならないが

奇跡を起こすのだと
自分をコントロールしていきたいと思う

二番目は会社と私の立ち位置である
今年の春先に受けた
会社の中では節目となる試験を
私は無事に乗り越えた

しかも周囲の期待を超える成績で
突破することができた

これは私がコーチとしての
資質を持っているという
確固たる証拠にもなり
自分自身の新しい土台ができた

そして三番目は
COVIDのおかげで
夫と日本で
二人で暮らすことができていることである

やはり
全ての出来事に
意味があるのだと
改めて、思う

一年前の今日
私はこのようなことを
想像したかと言われると
多分
心のどこかで
何かしらの形で
想像していたのだと思う

でも
それを信じることを
忘れずに
一年続けて来れたことに
感謝をしたい

支えてきてくださった
すべての方に
そして自分に

ありがとうの気持ちを込めて

La Carrière -Mariko