美しさの定義を作る

自分のことを
自分で美しいと自覚する人を
ナルシストだとか呼び
若干
見下したようなきらいがある

しかし
実際は
全ての人が美しいのだ

美しく見られる動作
所作
些細な行動

それらに気をつければ
顔のパーツや
身体のパーツや体重などを気にしなくとも
美しくなれるのである

疑問を持たれる方もあるかもしれないが
これは
類まれなる事実である

なぜ
ハイヒールで美しく歩くことに
こだわるか

それは
全ての女性が
美しさを身にまとえる
偉大な機会だからである

貴女の顔、体つき
そういった外見だけにとらわれない
雰囲気やオーラから
美しく見せる力を
持つことができるのだ

ハイヒールを履く

そのことの意味が特別なのは
私が職場で
ハイヒールと無縁の生活を
送っているからではない

残念ながら職場では
フラットシューズを身に着けざるを得ない
しかも金属プロテクター入りの
重量のある靴である

金属加工の火の粉が飛び
水やオイルが流れ
網で張られた上を歩くこともあるため
これは変えることができない

さらにヘルメットや防護メガネ
耳栓がいる場所もある

仕事でハイヒールを身に着けるときは

オフィスの外で
メディアや取引先などと
会う時や
発表会や打ち合わせなど

残念ながら限られた場である

しかしそれが理由ではない

ハイヒールを身に着けていると
自然と自分の所作が変わるのが
分かるのだ

ハイヒールは私に
何か忘れていませんかと
問いかけてくるのだ

美しくあろうと思う気持ちは
意識的であろうと
無意識であろうと
持ち続けるべきである

ハイヒールは私に
どんな姿であっても
美しさを意識しなさいと
語りかけてくるのである

だから特別なのである

日常的にハイヒールを身に着けられる貴女は
本当に幸せである

なぜなら
ハイヒールも
貴女を美しくしたいと思っているからである

何を持って美しさと呼ぶかは
人それぞれでもある

顔のパーツにこだわる人もいれば
身体のラインにこだわる人もいるであろう

しかし
所作や歩き方
動作やオーラにかなうものはない

私たちは常に動いている生き物である
誰でも、美脚になれるでも書いたが
静止している方が難しい

だとしたら
どのような美しさを目指し
どうやってその美しさを出したいのか
考えようというものがある

全ての人が美しくなれる

ハイヒールは
貴女の美しさの定義を決める
手助けになる

La Carrière -Mariko