静と動を使い分ける

ビジネスでトップに立つ人にも
たち振る舞いの基盤
というものがある

大きく分けると
たち振る舞いの基盤が
静の人と動の人
である

静と動の違いは
最も単純なところで言うと

話し方や指示の出し方
耳の傾け方など
それぞれの行動を取る際

動くことを基本としているか
静止することを基本としているか
ということである

一例を出すのであれば
誰かと会話をする際に
答えることを基本にしたいか
黙っていることを基本にしたいか
という違いである

どちらが良いというのはない

大事なのは

今の自分が
どちらの基盤で動いているのかを知り
自分にない方の基盤を
学び、使い方を知ることである

私はどちらかというと
動の基盤が中心であったが

つい昨日
柔らかくも
研ぎ澄まされた
鋭い刃を持つ
静の基盤を持つ人と出会った

静のたち振る舞いをしながらも
動の人が持つ強みを分かっている

話す言葉や
聞く姿勢から
その基盤が
ひしひしと感じられた

動を基盤とする私にとっては
対局のやり方である

しかし

静かながらも
動の姿勢をにじみ出す技を
私も身に付けたいと思ったのだ

自分の基盤を変えることは
そう簡単なことではない
しかし
1日でも
一瞬でも
そういう時間を作ることで

何かしら、今の自分にないものを
得られるのではないか

そんな気がしたのである

静と動を使い分けるためにも
こうした
一瞬ごとの行動の見極めが
大事なのである

私たちは
止まっていることが難しい生き物である

身動きせずに
一分じっとしていることが
どれだけ大変なことであるか

身体を負傷して
安静を命ぜられた時に初めて
動かないことの大変さを
思い知るほどである

ハイヒールで美しく歩くためのトレーニングに
脚の動きを止めるというものがあるのだが

自分の意思で
自分の動きを止めることほど
大変なことはない

もしかすると
このトレーニングは
自分の行動を見極めることにも
使えるのではないだろうか

基盤が静の人には

動く瞬間に生み出される
身体から放たれるパワーを
コントロールすることが難しい

身体が放つパワーは
その人が思っている以上に
出せるようになるものである

体重移動の意識を入れることで
動の瞬間を意識できるよう
仕向けることも可能なはずだ

こうしたトレーニングを日常的に重ねることで
行動を見極める目、力を
付けることができる

ハイヒールというツールを通じて
美しく歩くことに加え

人生の可能性を
より大きく
より深いものにしていくための
きっかけを生み出せるのではないか

人生を、キャリアを愛すべきものに

私が最初に誓った
実現したいハイヒールコーチの姿が
少しではあるが
より鮮明なイメージとなった

私にとっては
大きな、でも静かな一歩である

 

La Carrière -Mariko