身体は正直である

なんだろう
前とは違う世の中に
なったような気がする

在宅勤務開け
出社してみたところ
そんな気持ちになった

もちろん
大きく違うのは
私の立ち位置のせいでもある

もうあと一か月で
このチームとお別れである

さらに
日本の本社内での立ち位置も
変わっている

加えて

在宅勤務を続けたおかげで
私はずいぶん
身体が元気になったような気がする

出社して
労働時間にメリハリができたような
気がしている

在宅勤務は快適であったが
正直
働きすぎていたような気もする

気が付くと
パソコンの前か
ベッドルームかというような
生活だったと思う

もちろん
キッチンか
鏡の前でハイヒールか
と言う時間はあったものの

実感として
長い間仕事をしていたように
感じる

と言うのも

在宅だからと
世界各国が
テレビ会議を早朝や夜遅い時間に
入れてくるのである

正直苦笑してしまう

確かにメキシコは
安全面から
あまり夜遅くや早朝に
一人で車で会社と家を
往復することは
推奨されていない

自宅にいるのだから
なんとかなるだろうと
いうのである

その言葉に思わず苦笑してしまう

なぜなら
相手は私の性格を
良く分かってて言っているのを
知っているからである

仕事はやり切るもの

そう決めていることを
知っているので
依頼してくるのである

ある意味
意地悪でもあるが
頼られているともとれる
複雑な心境である

さて、私のこれからであるが
卒業の先

自分の道を
定めて行かなければならない

まずは日本へ帰り
住居を構える

その上で
自分の身体を整え
どのような体制で
ハイヒールと向き合うのか

ハイヒールと向き合う時間が減ると
身体は顕著にそれを訴える

筋肉が落ちたり
思うように動かなかったり
するのである

在宅勤務あけの疲れや
睡眠不足なども
身体に現れる

日本に帰ったら
早急に自分の身体を
コントロールできるような
環境を作らなければ

どんどん
鈍ってしまう

身体は本当に、正直である

La Carrière -Mariko