美しくあるべきは外見か心か

よく美しくあるべきは
外見なのか
心なのかと問われるのだが

答えは一つである

両方である

心や内面が美しくなければ
特有のオーラは作れず
オリジナリティのある美しさには
ならない

かといって
外見の美しさは
顔立ちや体つきで決まるのではなく
振る舞いや姿勢で
いかようにもなるのである

だから答えは両方、なのである

私たちは
緊張感を持って
生き続けることが
難しい生き物である

狩猟生活も必要なく
衣食住にも不自由しない毎日では
気が抜けても仕方がない

かつて
大草原を駆け廻っていた時に
備わった能力は
必要なくなりつつあるのだ


その能力が
全くなくなっているわけではない

緊張感は自分で生み出すものである

天敵の動物に代わり
周囲の人々が
貴女を、私を、見ているのである

緊張感を持ち
姿勢や美意識を保つことは
簡単なことではない

決して
メイクを変えるとか
服装を変えることが
美しくなることではない

なりたいと思う自分を思い浮かべ
そのために足りないものを考え
一日一つでも
意識を変えていくことが
美しくなることへの
確実な一歩である

ハイヒールで美しく歩く自分の姿を
たった一瞬でも目にすると
不思議と
その姿に心が躍る

だから
私は今日も美しくありたいと
男社会の場でも
油汚れまみれの姿でも
心と姿勢だけは
気を付けるのである

再度申し上げよう
美しくあるべきは
心であり外見である

La Carrière -Mariko