危機管理能力を身に付ける

インターネットが
世界的に標準となった今
クレジットカードが必須アイテムである

かつては
カードは富裕層だけのものであったが
今や市民の生活にとって
なくてはならないものになった

現金支払い主流の日本では
まだまだ小額のものまで
クレジットカードで支払う人は少ないが

メキシコでは1ドルを下回る金額から
支払う人もいるほどである

しかし
クレジットカードの情報には
十分気をつけなければならない

もっとも身近に
犯罪に巻き込まれる例が
インターネットによる買い物である

見覚えのない請求があった場合は
本当に
要注意である

日本のクレジットカード会社は
請求明細を
かなり細かく調べており

時折電話をくれるほどである

この支払いは
あなたのものですか
と聞いてくれるのである

海外では事情が全く違う

日本に一時帰国している間に
携帯電話に
SMSメッセージが入った

メキシコのとある店舗で
私のカードを使ったという知らせである

全く持ってあり得ない話だと思い
即座にカード会社に連絡をした

紆余曲折あったものの
ようやくそのあと始末がついた

結局4か月もかかってしまった

それでも
きちんと解決できたのが
何よりである

クレジットカードの明細や
預金通帳の明細など
色々と確認し始めると
きりがないような気もするが

自分のことは自分で管理をし
問題を自分で見つけなければならない

日本の社会システムは
顧客のことを考えており
親切で丁寧であるとも言えるが

守られた環境に慣れてしまうと
こうした危機管理能力を
知らず知らずのうちに
失っていっている可能性もある

日常生活で
何に気を配るのか

その優先順位は
住んでいる環境によって変わる
自然災害や緊急時は
さらに状況が変わってくるだろう

日本で育ち
日本から世界で旅立とうとする人たちには

是非とも

臨機応変に対応できる
危機管理能力を
身に付ける意識を
日常から
失わないでもらいたい

 

La Carrière -Mariko