自然を神とあがめる文化

数日
自然の中で過ごしてみて

改めて
人々がなぜ
山や海や大木を
あがめてきたのかが
分かったような気がする

青い海は
波打つ度に
私たちを
その深く壮大な世界に
誘っていく

高くそびえたつ山は
どっしりと構えた
体つきで
私たちの存在が
地球の一部であることを
教えてくれるようだ

自然をあがめる文化は
日本独自のものではない

世界各国の原住民であったり
昔からある伝説や言い伝えなど
そういったものから
来るものが多い

私たちの生活は
自然の中に
作り出されたものであることを
感じる

そして
文明というものを
手に入れた以上は

快適な生活を
自然と共に生きる道を
常に模索し続けなければ
ならないのだろうと思う

それは所変わっても
同じこと

世界が今
コロナウィルスで騒然としている中
自然はただ
その様子を見守っている

そんなことを想像していると
自然を崇拝する文化が
生まれてきた理由が
分からなくもないと思う

La Carrière -Mariko