最近英語とスペイン語で
ゲームでの言い回しが
どうなっているのかを
調べる機会があった
そこで気が付いたのは
ゲームの中の
細かな設定も
それぞれの言語や
お国柄に
変換しなければならないという
当たり前といえば当たり前の
事実であった
子どもの頃よく遊んだゲーム
そのゲームに出てくる
スライムという名前の
モンスターがいて
青い色やらオレンジ色やら
様々な種類がある
オレンジ色のスライムは
スライムベスという名がついているのだが
これの英語は
She-slimeというが
性別については
明記されない
一方でラテン語では
名詞に性別があり
男女を区別するのが
基本である
スペイン語では
青いスライムは
Limoと呼ばれ
オレンジ色のスライムは
Limaと呼ばれており
女性名詞になっている
ゲームの作り手側に
明確な性別の区分はないとのことだが
実際にこうして
他の言語に置き換えてみると
ああ、このオレンジ色のものは
女性なのだと
認識されかねないのである
たかがゲームかもしれないが
異文化理解ができない人に
世界中の人の
心をつかむゲームを
作るのは難しい
これからの時代
自分自身の文化や故郷の
習慣や特徴を学ぶだけでは
生き残れないんだろうなということを
こうした小さなことからも
感じている
La Carrière -Mariko