部屋専用で履いている
ルブタンが
二足ある
一足は85ミリのもので
もともとハイヒールの
レッスンを受けるときに
使っていたものだ
もう一足は
高さを上げることになって
手に入れた105ミリのものである
どちらも
本当に美しい芸術品だなと
ある日眺めながら
改めて思った
ハイヒールは
各社いろんなものを
出しているし
ルブタン以外の
ハイヒールを
愛する人もいる
けれど
私にとっては
ハイヒールという
未知の世界への一歩を
開いてくれたのが
ルブタンであったこともあり
ルブタンが
特別な存在のように
思えるのである
ルブタンのことを
知らない人が見ても
ああ、この靴は
職人が作ったのだろう
もしくは
この人にとって
大事なものなのだろうと
想像させることができるのが
ルブタンの持つ
不思議なチカラではないかと
思う
ルブタンを愛でながら
自分の脚を
もっと愛せるように
歩き方を
さらに愛せるように
していきたいと
思わされるのが
また
ルブタンの魅力なのかもしれない
La Carrière -Mariko