挽きたてのコーヒーの香りは
本当に香ばしく
匂いだけでも
幸せな気分になる
私も無類のコーヒー好きである
今もコーヒーが大好きだが
今年の2月末に
ひょんなことがきっかけで
カフェインレスのコーヒーばかりを
飲むようになった
そのことがきっかけで
美味しいデカフェ
カフェインレスコーヒーを
探す機会が増えた
時折
カフェインの入った
きちんとした珈琲を飲む機会もあるが
原則として
デカフェを飲むことを
今も継続している
そんな一方で
友人たちの中に
実は珈琲好きな人が
たくさんいることに、気が付いた
彼女、彼らの
こだわりは様々で
淹れ方にこだわる人
美味しければよい人
香りにこだわる人
味にうるさい人
挽き方にこだわる人
など
挙げだすとキリがない
珈琲一つで
これだけの好みの種類が
あるということは
それだけ
楽しみ方があるということ
一つの物と
向き合う向き合い方も
千差万別であることを
痛感させられる
多角的にものを見ること
多様な価値観を受け入れること
そのベースが
こうした、物との向き合い方にあると
私は考えている
多様性という言葉を
多用している今日この頃だが
実は
そんな言葉が
マスコミに取り上げられたりするまでもなく
私たちは多様な価値観
多様なもの見方を
実は認め合っているのである
物に対する物の見方を
認め合えているというのに
人の価値観については
認め合えないというのは
何とも難しい現象でもある
もし自分の価値観と
まったく合わないような人と出会い
仕事や食事を共にしなければならない時
是非、私たちは
物に対して
すでに多様な物の見方を許していることを
思い出していただけたらと思う
珈琲好きな人が多い私の友人たちの
好きな観点は全く違うが
共通するのは
珈琲が好きという想いである
価値観が違っても
どこかしら
何か共感できるものがあれば
人と人は理解し合えるのだと思う
La Carrière -Mariko