いざ転勤が決まった時
最大の仕事は
引っ越しである
海外引越の場合
荷物の制限もある
そのため
何を日本に持って帰るのか
吟味しなくてはならなくなる
最初に決めるのは
飛行機で持ち帰る荷物
そして航空便で送る引っ越し荷物
残りは
船便で何か月もかけて
手元に帰ることになる
人生で何度引っ越しをしたのか
数えてみた
なんと今回が
12回目の引っ越しにあたる
自分でも驚きであった
さて
私の荷物にハイヒールは
何足入るのだろうか
少なくとも
自宅で履くであろう
高さ違いの3つのハイヒールは
なんとか持ち運びたい
いや、ちょっと待て
今度はオフィスまで
ハイヒールで通えるようになるはずだから
外を歩くためのハイヒールも
必要ではないか
などと考えているのである
靴だけで小さいトランクが
いっぱいになってしまうのを
想像している
もちろん、洋服や
お鍋や食器など
最低限のものも
持って帰る必要がある
結局ハイヒールを
何足手荷物で
持って帰ったかは
7月頭にご報告したいと思う
引っ越しをする度に
荷物を減らそうと務めているが
それが
なかなかうまくいかないのが
世の中というものである
靴も思い切って
今回は断捨離したいと思う
履かなくなったローファーと
お別れする決意がようやくできた
ローファーは
私の仕事の相棒でもあった
仕事をし始めてすぐの頃は日本で
日本の顧客を相手にしていたこともあった
パンツ姿に、ローファー
それが私の
仕事のスタイルだった
今でもTPOに合わせて
パンツのスーツを着ることも多いが
足元がローファーになることは
もう、ないだろう
なぜなら
ハイヒールであることの
武器の味を
知ってしまったからである
どれだけマスキュリンな服装であっても
足元で
一気に印象を変えられるのである
思い出だけ心に刻み
古くなった相棒を
感謝を込めて
手放して行きたい
La Carrière -Mariko