建設的な議論を生み出す能力

昨日の記事
ディスカッションかディベートか
でも触れたが

昨今は
正解のない問題に
いかに取り組んでいくかということが
問われる時代になった

元来日本人は
和を大切にする習慣もあり
相手の思いや意見を尊重するのは
得意であったはずである

その反面
世界で戦うには自己主張をする能力が
足りないと言われている

欧米型の教育の影響もあり
自己主張をする能力にフォーカスし
その能力を伸長することも
大切ではあるが

議論の場において
相手の意見を受け入れ
それをさらに良いものにするために
建設的な態度で
互いの意見を言い合えるのかどうかは
自己主張の能力だけでは
伸ばせないのである

自己主張や個を尊重する時代が来たことは
大変喜ばしいことでもあるが

一方で
その主張を通すことだけに
注力してしまう人が
増えたのも事実である

相手を陥れることを
何とも思わない人も
現れ始めるたのである

自己主張とは
相手の主張に耳を貸さず
相手の意見を無視することで
成り立つものではない

自分の意見や思いを
調査や統計などを用いて
その背景や理由の正しさを示しながら
情熱を持って
誰かを説得することである

自己主張ができる能力と
共感できる能力

この二つが合わさってこそ
はじめて

世界で戦え
尊重される
人材になることができる

それは
これまで日本人の持ってきた
強みを活かしながら
足りないと言われてきた
自己主張であり
相手を説得する能力を
身に付けた人材とも
言えるだろう

La Carrière -Mariko