声をかけるのは誰が先か

部下の一人が
結婚を考えていると
報告をしてきた

嬉しいニュースだ

聞くと
空港で飛行機を待っている時に
同じ列に並んだのが
きっかけで
話し始めたらしい

ふと

同じような話を
隣の部署のスタッフが
言っていたのを
思い出す

空港で
飛行機が遅れたため
待っている間に
自然と
話し始めたという

声をかける際に
意図して声をかけることもあれば
奇遇にも
同じ様な状況だったため
偶然
会話を交わすこともある

私たちの人生は
こうした
偶然の出会いの積み重なりで
出来ている

子どもの頃のクラス替え
授業で隣に座った人や
飛行機の席で隣になった人
選べない上司に同僚たち

出会う時は
偶然かもしれないが
その後
関係を続けていける人かどうかは
本人たちの
意思や興味
相性による

そして
人間関係を重ねるうちに
自分と波長の合う人を
選ぶようになる

さらには
そうした人を
自然と呼び寄せたり
するものである

声をかけることは
勇気のいることでもある

しかし
興味を持った人や
ふと
声を掛けてみたくなる人がいたら
声をかけることは
決して
悪いことではない

旅先の出会いも
同じである

カフェやバーで
近くに座った人たち
同じ宿で偶然出会った人たち
タクシーに相乗りした人や
ツアーで一緒になった人とも

つながることも
つながりを続けることも
できるのだ

声を掛けて
断られる人や
嫌な顔をされることもあるかもしれない

そういう時は
静かに距離を取るだけだ

まずは挨拶を交わす

それだけで
人間関係が深まることも
多々あることを

世界を旅しながら
学んできたこととも言えるだろう

La Carrière -Mariko