晴天の霹靂

青い空に
突然
予想もしなかった
稲妻が走る

それを
青天の霹靂と
言う

もしくはこれは
宇宙からの
ドラム缶、という言葉が
ふさわしいのかもしれない

会社との約束の
1年が過ぎた

それは

大勢の部下をまとめる
役職につかない
ということと

海外への転勤を
しないということ

この二つの約束である

私のエネルギー不足もあり
この1年あまりは
妊娠、流産、そして
流産をきっかけとする
病の可能性と戦い

身体を回復させることに
とにかく集中してきた

あともう一歩のところまで
来ていると思う

けれど
仕事は仕事で
これ以上の
甘えは難しいということも
感じていた

私が通院をすることを
前提に
今よりも多くの部下を持つことに
私は同意していた

が、結果として

予想外の
仕事に
就任することになった

正直
その役職が
私に務まるのか
よくわからないが

新しいチャレンジが
目の前にあり

プライベートを
最優先にしながらも
この新しい仕事と
どう付き合っていくのか

少しだけわくわくしている
自分がいる

青天の霹靂なのは
この新しいMissionにも
ドキドキしている
自分の気持ちそのものに
対しても
同じである

自分の可能性を
広げる一年に
できたらたと
思う

La Carrière -Mariko