怠惰な私を知る

仕事と仕事の合間に
ふとした時間ができたとき

何と私は
怠惰なんだろうと
自分を振り返った

忙しくしていることが
あたりまえだと
思っていたからなのか

一瞬でも時間の隙間があると
なんだか
自分の価値がないように
思えてしまうのである

一方で
私は朝の目覚めが悪く
いつまでも寝ていたいと
願う人の一人でもある

怠惰な自分をよく知っている

そして
その怠惰な自分が
実は素顔なのかもしれないと
思うこともある

己を知るというのは
本当に簡単なことではないのだ

怠惰な私を知ることで
私はようやく
自分が本当は
忙しい毎日なんて
望んでいないのかもしれないと

気が付いた

けれど忙しくなければ
なんとなく
生きた心地がしないのも
事実なのである

たまには
怠惰な自分を
甘やかして

そういう私と向き合うのも
良いだろうと思う

そしてそうやって
自分の中の
新しい価値観に

気付いて行くのだと思う

La Carrière -Mariko