育てる土壌と自ら学ぶ姿勢
職務経験のない人でも
育てていこうという風土が
日本にはあるということを
就職活動がある幸せ
で書いた
しかし一方で
実は日本人ほど
自ら学ぶ人が少ないのも事実である
一度働き始めたあとに
再度、教育機関に戻る人の数は
他国と比べて、少ない
平成30年度8月に発行された
内閣府の年次経済財政報告によると
通学等での学び直しを行っている人の割合は
他国と比べても少ない
25~64歳のうち大学等の機関で
教育を受けている者の割合を
OECD諸国で比較すると
日本の割合は2.4%と、英国の16%
アメリカの14%、OECD平均の11%と比較して
大きく下回っており
データが利用可能な28か国中で
最も低い水準になっている
とある
これには様々な背景がある
長時間労働型の日本の習慣
企業の仕組みの欠如
国や自治体からのサポート体制のなさ
大学や学びを提供する機関の数の少なさ
例を出すだけでも
きりがない
いずれにしても
育てるにもかかわらず
自ら学ぶ人が少ないという事実は
せっかく与えられた幸運を
自ら捨てているとも言えるだろう
育てる土壌と
自ら学ぶ姿勢
その二つは掛け算である
仕事において
育てたいと思った人材が
必ずしも
自ら学ぶ姿勢を持った人であるとは限らない
そして
自ら学ぶ姿勢を持った人がいれば
育てようとすることが大事である
La Carrière -Mariko