行きつけのビストロとフレンチ

我が家の行きつけのビストロに
久しぶりに足を運んだ

度重なる
緊急事態宣言や蔓延防止などの
飲食店に対する規制のため
なかなか時間とタイミングが合わず

残念ながら今回も
ノンアルコールでの
食事ではあったが

美味しいビストロでの食事は
人生にとって
大事な時間だと
再認識させられた

フランスという国が
素晴らしいと思う理由
その一つが
その背景にある
食文化でもある

食べるということを
一つの芸術に
発展させてきたのは
フランス人たちの
力が大きい

もちろん日本には懐石という
別の芸術が存在するが

フランスの食を楽しむ文化が
世界にガストロノミーというものを
広めてきたことに違いないと思う

美味礼賛という本がある
オリジナルは
ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランという
フランス人が書いた本だが

実は同じタイトルの文庫本がある
この文庫本については
明日のブログで触れたいと思うが

サヴァランが描いている世界を
読みながら
フランス料理の
奥深さに触れるのも
楽しい時間である
(サヴァランの本は大変難解であるが)

行きつけのビストロで
美味しいフレンチを味わいながら
世界で愛される
フランス料理の素晴らしさを
旅する時間は
至福の時であった

そしてビストロへ出かける機会は
ロックダウンの中
数少ない
外へハイヒールを持ち出せる
チャンスでもある

足元に気を配り
食事へ出かけられることを
幸せだと思う日でもあった

La Carrière -Mariko