生活をしている場に
ハイヒールをいかに浸透させるかというのは
とても面白いテーマだと思っている
例えば自宅で
トレーニングをするというのも
生活の中に
ハイヒールを溶け込ませる方法でもある
私のお勧めは
オフィスの中もしくは
通勤路のどこかで
私の輝く場所を決める
ということである
この道を歩いている時
私は女優、もしくはモデルで
世の中のすべての人の
視線を浴びていると
決めることである
私は
職場のとある一つのゾーンを
歩く際に
脚運びに気を付けると
決めている
それ以外にも
レストランの入り口などで
コートを脱ぎ着する時
それが自分にとって
ハイヒールを全力で
意識する場面と決めている
もちろん
一日中
意識を保てることが
最も素晴らしいが
それが難しい時は
私のように
たった一瞬でも
決めた場所だけでも
自分で決めたルールに従うというのは
とても効果がある
意識をさらに高める
という意味でも
是非
お試しいただけたらと思う
寒さに負けた日
我ながら
寒さに負けてしまった
完敗だと
思った朝があった
5年ぶりに寒い日本の冬を過ごしているが
本当に、寒い
暖房を予約してから
眠るとか
そういう工夫ができることを
すっかり忘れてしまっていたため
朝の寝室は
すっかり冷え切ってしまっていた
朝目が覚めているにもかかわらず
寝床から起きることができない
それは自分の意思のせいでもあるが
こんなにも寒いとは
予想していなかったというのも
本音である
寒さに負けてしまうとは
自分でも情けないと思った
朝早く起きて
せっかく
ストレッチの時間を確保しているにも関わらず
寝床から身体を起こせない
けれど私は学習できる
明日からは
暖房予約のスイッチを使って
朝起きて
すぐに自分が動けるような
快適な空間を作ろうと思う
寒さに負けてしまう自分を
少し情けなく思うとともに
自然の摂理と共に
生きている人間の姿を
改めて
美しいとも、思った
人は美しくも醜くも、なれる
それは
一つ一つのふるまいで
決まるものである
朝起き上がるという
ただ一つの行為にも
美しくも
醜くも
なれる秘密が潜んでいることを
今さらながら
学んだ
寒い日の朝であった
La Carrière -Mariko