新しい働き方はどこへ行ったのか

朝、通院のために
早い時間の電車に乗ると
見覚えのある風景が
広がっていた

つまり
満員電車というわけである

新しい働き方を
取り入れたはずの日本

私が3月に出張で帰国した際には
本当に人もまばらで
デパートやお店も
夜早めの時間には閉まっていた

あの頃の日本はどこへ行ったのだろうか

日本人は本当に
変わることが
嫌いなのだなと思い知らされる

確かに変わることは
エネルギーがいる

けれど平和という名の
変らないぬるま湯に
長い間浸かっていると

そのエネルギーを出すことも
使うことも
忘れてしまうのだろうか

争いを好まないという言い方は
とても理想的である
しかしそれは
外の世界との争いであって
自分自身との争いでは、ない

自分のエネルギーを高め
日常を変えていくことが
必要とされているのに
結局、長いものに巻かれてしまうのである

そういう私も
朝早く起きて
ストレッチをするという習慣が
ここのところ
おろそかになってきている

理由は明確で
寒さである

実に5年ぶりの日本の冬

寒くて起きられないため
暖房を予約で入れることにして
ストレッチをおろそかにしないようにと
行動を変えた

新しい働き方を
導入できた日本の企業は
いったい何社あるのだろうか

そして新しい習慣を
自分の生活の物にできた人は
何人いるのだろうか

そんなことを思いながら
私の日本での年末が
近づいて来ようとしている

La Carrière -Mariko