政治と宗教の知識

日本にいると
他国籍の人と
政治と宗教の話はするなという言葉を
たびたび耳にする

しかし、実際は
政治と宗教の話をする場面は少なくない

タクシードライバーでさえも
あなたの国の宗教は何か
今度の大統領選挙は誰が勝つと思うか
などと聞いてくる

お酒の席でも
あなたは誰に投票したいか
などということも
かなりの確率で話題になる

政治と宗教の話を避けるのは
正直言って不可能に近い

もちろん
相手の国事情や政治事情
宗教や民族の対立
差別的批判など

その話題を取り巻く背景を知らないと
相手を傷つけることもある
自分の立場を危うくすることもある

大事なのは
根拠を持って話すことである

そして
歴史的な背景や
話相手の国事情などの知識を
事前に得ておくこと

日本は規制やルールが多いといわれているが
これは
和を大事にする日本文化からくるものの一つでもある
他人を傷付けず
他人と調和しながら生きていくための
知恵でもある

争いを避けるため
和を大事にするからこそ
政治と宗教の話はするなというが

政治と宗教の話題に
付いて行けるだけの
知識と知見は広めるべきである

日本人は無宗教の人も多いが
自分自身の宗教に対する考えや
政治に対する意見を
日頃から意識しておくこと

そして
話題になった際には
ただ、避けるのではなく
自身の意見を述べられるだけの
根拠や背景を
用意しておくことをお勧めする

政治の話も宗教の話も
何でも議論できるような
ビジネスパートーに恵まれることほど
幸せなことはない

La Carrière -Mariko