足裏マッサージで言われたこと

自分の足が
嫌いだ

それは外反母趾である形で
いつも
靴を脱ぐのが
人前に出すのが
恥ずかしいと思ってきたからである

ハイヒールのせいではなく
ずっと
足指に力を入れずに
歩いてきたために
気が付いた頃には
外反母趾になっていた

原因の一つは
着ぐるみにある

私は高校生のころ
着ぐるみを着て
ダンスを踊り
スネアドラムを叩きながら
パレードをするという
アルバイトをしていたことがある

その際に
大きすぎる
靴と靴が擦らないように
足を浮かせるように
歩いていたことが

自分の歩き方の
癖になってしまったためだと
考えている

社会人になる前に
就職活動のために
革靴を探しながら
自分の足の異変に気が付いた

足の横幅が
ぴったりだと思う靴が
なかなかないのである
そのころすでに
外反母趾になっていた
ということである

足の指先に力を入れない歩き方のために
このような事態になってしまっていたことを
当時の私に
そっと
教えてあげたいと
今なら思うが

とはいえ
筋がね入りの
外反母趾であることが
このことからも
お分かりいただけるのではないかと思う

そんな私が
足裏マッサージに行った際に
親指の付け根のあたりが
しっかりとされていますね
こっているのとは違い
固いというか、と
店員から
声をかけられたのである

私は思わず、やった、と思った

まだまだ
一流のハイヒールコーチとしては
十分なほど
母指球を使い切っているとは思えないが
少しずつの努力が
実を結んだと思った
瞬間であった

小さな一歩は
必ず何かに繋がっていることを
今日のブログで綴ろうと
思わされる出来事であった

La Carrière -Mariko