やりたいことを、やる

日本の生活に
息苦しさを
感じないかと聞かれると

息苦しい、と
答える私がいる

海外生活を経験しなくても
同じように
感じている方も
いるのではないかと思う

そう、日本人は我慢するのが
美徳だと思っているのだが
本当は息苦しいと思っている人が
居てもおかしくない

それは
今回のCOVIDの件で
さらに明らかになったことでもある

日本人は
自分のことに、無責任である
だから
他人を非難することで
自分が責任感ある人のように
見せかけているのだと
私は感じているのだ

これは長い歴史からくるものだから
必ずしも
私たち日本人が悪い
というわけではない

空気を読む文化があるため
どうしても
周りに合わせることを
重視する

結果
周りに合わせない人がいると
その人を誹謗中傷したり
してしまうのである

大事なのは
周りの空気ではなく
自分に責任を持つことなのだが
そういう観点が
ある人は、少ない

自分がどうしたいのか
どう生きたいのか

それを常に考えなければ
この先
生き残れない

だから
これからの時代を生きる人
今を生きる人
全ての人に

自分がどうありたいのか
どう生きていきたいのかを
考えてもらいたいと
思うのである

その観点がないため
自分に無責任なのである

周囲の人がそうしています

それは魔法の言葉である

例え話がある

沈没しかけの船から
飛び降りなければならないとき
船頭が乗員に
どのように声をかけるかという
例え話である
(ブラックジョークとも言われているが)

乗客がアメリカ人であった場合
今、飛び込めばヒーローになれます、と言い
ドイツ人であった場合は
ルールで決められております、と言い
日本人には
皆さん、そうされていますと言う

周囲に合わせることは
協調性とは
同義語ではない

周囲に合わせられる能力も
日本で生きるには必須であるが
自分がどうしたいのか
それを押し殺すあまり
分からなくなっている人が多いのではないだろうか

私はこの十五年あまり
海外生活と日本の生活
その二つを数年置きに繰り返すような
人生を送っているが

日本は
学ぶということにおいて
大変恵まれた環境である

たとえば
土日でも語学学校が空いている
むしろ、土日に
習い事をする人が多いくらいである

夜遅くまで
ジムなども開いている

残念ながら
社会人になってから
大学院などで
学ぼうとする人は少ないが

とにかく
環境的には
大変恵まれているのである

これは息苦しい毎日を
Compensateするに値する
価値がある

私の場合
問題は何年間いるのかが
見えないことでもある

そのため
帰国するとその度に
あれをやろう
これをやろうと考えるのだが

なかなか手を付けないうちに
次の転勤がやってきてしまうのである

今回の帰国は
プライベートを大切にするための
帰国でもある

やりたくても
やれていなかったことの
リストを作り

日本の
素晴らしい学びの場を活用したい

不妊治療がきっかけで
帰国することになったが

子どもができた
その先を見据えて

やりたいことを
やり切る私になりたい

自分に責任を持てる人を
育てられるような
環境を
整えたいと思う

La Carrière -Mariko