フランス語とスペイン語は
発音こそ全く違うが
起源はラテン語である
メキシコにも
スペインのみならず
フランスからの移民も
存在する
同僚から資料を渡すときに
さぁどうぞ、などという意味合いで
フランス語でVoilaと言う
メキシコのスペイン語でも
同じ発音でVoalaと言うのだ
これは
オリジナルはフランス語で
それをMexicanizadしたものだと言う
資料を送る時
いつもVoilaと書いていたのだが
送っていたのを見た部下が
これはスペルが違うけど
なんと読むのだろうかと
部下に質問されたのが
きっかけであった
なるほど
やはり語学とは生き物で
とても面白いものである
私はフランス語よりも
スペイン語が断然得意であるが
どちらの言葉も
共通項があって、面白い
語学マニアの友人や
外国語大学出身の友人たちは
ラテン語を学んでおり
そういう人たちにとっては
スペイン語、フランス語、イタリア語は
ラテン語がベースにあることで
文法などが分かりやすいとも言っているが
私にラテン語の教養は、ない
それでも人生に
これほどまでに
ラテン語派生の言葉と交わるとは
思ってもみなかったことである
スペイン語に出会い
そのあとフランス語を学び
ドイツ語も学んだ
ドイツ語はラテン語起源ではないが
英語のベースともいわれている
そんなわけで
私は英語の先生でもなければ
スペイン語学科でもないのだが
気が付くと
語学マニアのように
多言語を学び
多少なりとも話す人に
なっていた
中学一年生の時
THISとTHATの違いも分からず
英語の成績で
万年苦労をしてきた私が
こんな人生を歩むとは
誰が予想しただろうか
英語が嫌いな方へ
是非ともコンプレックスは捨てて欲しい
これは私への言葉でもある
言葉はできるかできないか
ではなくて
話すことでしか
身に付かない
子どものときに
どうやって言葉を身に付けてきたのか
思い出してもらいたい
多分、記憶にないはずである
だから英語であろうが
スペイン語であろうが
フランス語であろうが
好きな言葉を一つ
学んでみてはいかがだろう
新しい世界への扉は
言葉が持っている
新しい言語が
貴女に未知の世界への招待状を
出している
Voila!
La Carrière -Mariko