大人になってから、学ぶこと

先日、愛さんが書かれていたブログ
あなたが魅力的に見える方法を読んで
心から同意だと思ったことがある

私の人生の師匠は
Long Peaceの物語にも綴ったが
社会科の教員であった
だから私も
同じく
社会科の教育免許を取り
師匠の元で教育実習にも行った

でも
私には
大いなる違和感があった

社会科、とは
世の中のことを伝え
考えていく学問なのに
なぜ
教壇に立つ人々は
社会経験がない人ばかりなのか
ということである

それがきっかけで
私は企業で働く道を選んだ

数年働いてから
教員になろう

そういう想いで
社会人を始めた

結果
もっと広い世界で
活躍できる可能性のある自分を知った

確かに教員は
昔から聖職であると扱われ
今でこそ話題になる
ブラック職場の毛色がある

職場で働く先生たちは
子どもたちと真剣に向き合っている人ばかりと思う

だけど
子どもたちの可能性を広げる前に
自分の可能性を広げるほど
見聞を広めた教員が
どのくらい、いるであろうか

日本は終身雇用を是としている風潮が強く
余所者扱いが得意である

だから
仮に社会人経験のある教員が入っても
排除されやすく
彼らが本領を発揮することも
難しくなっているのも
事実である

全ての人に社会経験を、とは言わない

でも
日本の子どもたちは
かわいそうかもしれないと思うことがある

世界を渡り歩いてきた大人
社会での大いなる経験を持つ人々が
教員として
子どもたちの前に立つことは
ほとんどないのだ

私の経験など
たかが知れている

世界各国で暮らしたことのある人など
星の数ほどいる

でも
そこで得たものを
言葉にし
形にし
誰かに伝え残すことを
実践している人は
数少ない


学校の先生になる気があるかと聞かれたら
答えはノーである
それは
人生を豊かにする権利は
何も子どもだけが持つものではないと
考えるからである

仮に学校時代に
学べなかったことがあるならば
大人になってから
学べば良いではないだろうか

ハイヒールコーチとしての私には
そんな使命があるのではないかと

考えている

La Carrière -Mariko