試験に臨む時

学校や大学を卒業したあと
試験に挑む機会は
ぐっと減る

自分から資格を取るだとか
会社で仕方なく受けるなど

機会を自ら見つけたりしなければ
試験に臨む機会は
自然には生まれない

企業に勤めていると
昇格試験なるものがあり
資格を取ろうとすると
資格試験なるものがあり

そういうものに挑む度に
いかに
大人になってから
記憶力を駆使しなくなったか
決められた枠から
出られていないのかを
痛感させられる

同じミスを繰り返したり
なかなか記憶できなかったりと
苦労が絶えない

試験に臨む機会があるのは
幸せなことである

それは自分の能力を
試したり確認したりする場でもあるが
それ以上に
自分の持つ力を
いかに発揮するのかを
実践できる場でもあるからだ

試験に臨む際に
緊張している人も多い
実際、私も緊張しないわけではない

でもこうした試験の経験は
少なからずとも
人生において
日常と違う経験を積むきっかけになる

日常とかけ離れた時間の使い方
頭の使い方も違えば
書くスピードや
正確なタイピングが求められることもある

もし貴女にそういう機会が訪れたのなら
是非とも楽しむことを
忘れないでいただきたい

苦しい勉強や
辛い暗記など
忘れがたい過去の試験の記憶は捨てて

新しい自分に出会えるかもしれないという
期待を持って
臨みたい

自分の力が
予想よりも出せることもあれば
失敗することもあるだろう

そうした経験が
貴女の人生に
刺激を与え
新しい経験を重ねるきっかけになる

La Carrière -Mariko