遠距離夫婦という選択

改めてお伝えすると
私は夫と別居をしている

仲が悪いわけではない

それぞれの仕事と
プロフェッショナルでありたい想いを
加味すると

どうしても
別居という選択を
せざるを得なかったからである

遠距離夫婦ということを
非難する人もいる

一緒に住んでいないことを
否定的に
悲観的に捉える人も、多い

しかし
実際は
そんなに悲観的なものでもなく
否定されるものでもない

お互いの仕事や専門性を
尊重し合った結果
そのような回答を
二人で出したに過ぎない

もちろん
共に住めた方が良いが
そうもいかない事情がある人も
この世にはいるのである

そして
そうした家族の形を
少しずつでも
認めてくれる人を
増やしていくしかないのが
現実である

夫婦の片方が
仕事やキャリアなど
人生で成長できる機会を諦めなければならない人生は
私は御免である

お互いが尊重し合い
できるような環境や
方法を模索していくのが
あるべき夫婦や家族の姿と思っているからである

私のケースは
至って稀であるという
自覚はもちろん、ある

しかし
こうした家族形態の多様化を
世の中として
認めて行ってもらいたいと
心から思うのである

日本には
単身赴任家族は
昔から
存在したというのに

なぜ、夫婦が
お互いの仕事を尊重すると決め
別居することを
否定するのかが
私にはよくわからない

多様な価値観とは
こうした事実を
少しずつ増やしていくことで
変わっていくのではないかと
個人的には考えているが

一人でも多くの人に
家族の在り方が
一辺倒ではなくなってきたのだという事実を
認めてもらえるような
世の中にして行きたいと
考えている

そして

そんな世の中こそが
真の意味での
異文化理解が相互にできる
世の中ではないかと
考えている

La Carrière -Mariko