日常的に
化粧をすることが難しい職場のため
時折化粧をすると
心が躍る
コンサルティングの課題に
真紅のリップを身に付けるというものがあり
そのためだけに
真っ赤な口紅を
探しに出かけた
最終的に手に取ったのは
CHANELのCHILEという名の
赤いグロスであった
正直名前を見て、苦笑した
よりによって
メキシコの象徴ともいえる
チリという名のついた
赤いものを選んだわけである
過去、同じ様な経験がある
バルセロナ在住時代に
ペディキュアに愛用していた
真紅のマニキュア
それは同じくCHANELのもので
その名も
Barcelona Redであった
赤い物を身に付けると
その色の持つ
エネルギーを放てるようになる
赤いリップに
赤いソウルのルブタン
二つの赤が
私の魂に情熱のエネルギーを注ぐ
太陽の国、スペインで感じた赤と
同じく太陽の国、メキシコで感じる赤は
決して同じではない
だけれども
私たちの身体中をめぐる血液と同じ
生命力とパワーに満ち溢れた
赤い色を身に付けることで
不思議と元気が出るものである
赤いリップを引くと
自分の顔が
一気に変わるのが
分かるのが
また、面白い
表情一つとっても
印象がずいぶん変わるものである
赤いリップで過ごす人生は
情熱と愛に
満ち溢れているに違いない
ルブタンが美しいのは
その赤い色が
靴の土台を作っているからでもある
真紅のリップの威力を
大いに活用できる
私で、ありたい
La Carrière -Mariko