孤独であるか、孤高であるか

ふとした瞬間
自分は
なんと孤独なのだろうかと
感じたことがある

私の人生が
孤独なのではない

夫もいるし
親や姉妹も健在である

それでも
孤独だというのは

何かしら理由があるから
感じているのである

集団に所属している時
それは会社であったり
何かのクラブであったり
学校の集まりであったり

そういう時に
孤独を感じるのである

他愛もない話
笑いを誘う話
くだらない会話

すべてが
なぜか
むなしく感じる瞬間があるのである

その時私は
孤独を感じているのであろうと
思っていたのだが

いや、違う

と、私はふと気が付いた

私は孤高であるべきなのだ

高い理想
目指すべき場所は
ここ以外の
どこかにあるはずだ

そう思った瞬間

私の中で
孤独という文字が

美しく、高き目標へ向かうよう
別の何かへと
変革を遂げていくのが
分かる

孤独なのではなく
孤高であるべきだ

私は私を愛し
高い目標を持てるように
自分を引き上げなければならない

そしてその引き上げに
ハイヒールが
密かな力を発揮するのだと
直感で
感じている

La Carrière -Mariko