時間の定義には
哲学的な解釈や
物理的な解釈など
様々なものが存在するが
私にとっての時間とは
三種類
存在するものである
一つ目は
流れている時間そのものである
これはつかみどころがなく
ただ過去から今を通り
未来に向かって
流れていくものである
そして私たちは
その、今を生きている
物理学的には過去、現在、今という考えも
存在しないという見方もあるが
いわゆる
一般的に
ただ流れていく時間のことを
想像していただけたらと思う
二つ目は
人間の決めた時間
つまり、時刻である
これは太陽は星の動きから
人間が地球上で生活するにあたり
自分たちで定めた
言わばルールのようなものである
今はグリニッジ天文台を
経度ゼロの標準時とし
地球一周すると
ちょうど24時間が過ぎるように
各国の時間も定められている
三つ目は
私たち一人一人が
感じている、体感時間である
楽しい時間はあっという間にすぎるが
つまらない時間はなかなか過ぎてゆかない
この感覚が
体感時間である
忙しい時や
夢中になって何かを作っている時や
映画を見ている時に
ええ、もうこんな時間なの?
と聞きたくなるような感じである
大人になると
時間が過ぎるのが早いというが
それは
毎日が充実している証拠ではないかと
思うのだ
仕事かもしれない
遊びかもしれない
子育てや雑用かもしれない
でも
毎日の時間だけは
全ての人に平等なのだ
だから
時間を大切にしなければならないのだ
三種類の時間に
身を委ねてみるといい
時計を外して
時刻に縛られない一日を過ごすことが
私たちにとって
いかに難しいことか
それほどまでに
私たち人間は
自分たちで作ったルールに
自分たちをはめてしまうのが
好きなのである
時間の種類について
考えてみるのも
人生の有意義な
時間の使い方ではないだろうか
La Carrière -Mariko