暑い国だからこそ、美しくあることを怠らない

気候が良いことは
生活の質を上げるが
一方で
堕落していきやすくなることでもある

暑い国だからこそ
美しさを保つのに
努力が必要なのである

暑ければ
薄着になっていくが
それは
デコルテを見せつけ
腕や脚の露出を増やしていくことでもある

露出が上がるということは
実は
裸の自分で勝負をするという
覚悟が必要なことでもある

さらに
暑い国々の人々は
風通しのよい服を選びたがる
足元はサンダル
しかもビーチサンダルであることも多い

暑さに負けて
だらけたくなることも事実である

つまり
暑さとは
素の自分を見せるよう
自然が仕向けたトラップでもあるのだ

素である自分ほど
無意識の姿が出てしまう

無意識の姿とは
何とも無防備なのである

美しさということにこだわるのであれば
無意識の時にこそ
自分の在り方に気を配る必要があるのだ

暑さは危険である
私を楽な方へと誘惑していく

その誘惑に負けず
美しくあることを意識し
裸の自分を堂々と見せられる覚悟を
持つべきだ

そして
その為にハイヒールを履くのだ

ハイヒールは気を抜くことを
許してくれない
気を抜くと
足が痛むし
脚さばきがうまくいかなくなるものだ

暑い時だからこそ
気を抜かないよう
ハイヒールを味方に付けたい

La Carrière – Mariko