ハイヒールからの問い

ハイヒールで美しくあること
それは
人生で身に付けたい能力ではあるが

それを人様に伝える立場になるだけの
許容と実力が
私にあるのかどうか
皆目見当がつかなかった

ハイヒールコーチを目指すかどうか
決める時の迷いは
ここにあった

始めた今も
多忙を極める仕事や
出張三昧のスケジュールに
プライベートでのタスク
身体の調子など
私の決意を揺るがそうとするものが
山ほどもある

それでも
私がハイヒールを身に付ける度に
ハイヒールが
語りかけるのである

あなたの一歩は美しいのか

あなたの歩きは
世界を魅了できるのか

仕事で多忙を極める時
出張スケジュールが込み合っている時
それは
私がハイヒールを身に付ける機会が
増えていることを意味する

その度に
ハイヒールは
私に尋ねているのだ

あなたは私と本気で付き合うつもりがあるのか

尋ねられる度に
本気であると
心から回答を出せるほど
私は強くない

身体や心が弱っている時は
きっと私には
無理なのではないかとさえ
思うこともある

でも
最後にハイヒールを脱いだ瞬間
赤いソウルが私に言うのだ
今日も私と歩いて
幸せだったでしょう?

だから
私はまた
ハイヒールと向き合えるのだ

時間はかかるかもしれないが
私の一歩は美しいと
堂々と言える日が来るよう
ただ
歩くことと向き合いたい

La Carrière -Mariko