フランスに勤めていた頃
同僚と話していた時に
言われたことがある
私は日本人と働くことができて幸せだ
あなた方の働き方は
本当に素晴らしいと思う
と
彼女の解説によると
一般的なフランスの会社では
上司の指示は絶対である
そして
他の部署が原因で
自分の仕事が進まなかったとしたら
それは、自責ではなく
他の部署の責任とされる
それと比べると
日系企業の大半は
そのような考え方はしない
仮に他の部署で問題があるなら
その部署に
自ら乗り込んでいくのだ
自分の仕事を完遂するために
必要があれば
部門の壁を崩して行く
上司の指示で仕事をするのではなく
自分の意思で仕事をすることに
誇りを持っているのが
日本人だ
というのである
昨今
このような仕事の仕方をしている人は
減っているとも聞くが
目標達成を必ずするという
意思力の違いが
行動の違いだとも
考えられる
大事なのは
会社の風土や
企業の考え方だけでなく
こうして
物の考え方や見方が違う同僚と
意見を交わすことにある
彼女に
日本人の働き方が素晴らしいと
感じてもらえるのは
意思力が強く、行動に移せる人達と
代々、働いてきたからだろう
最近は、意思力が強くても
行動できない人が増えていると聞く
もしくは
意思もなく
誰かに指示をされたことを
やるのが当たり前
という人が増えている
フランス人が褒めてくれた
日本人の意思の強さ
すなわち
目標を必ず達成するという
意思力を持ち
それを行動に移す強さを
失わないように
生きて行きたい
La Carrière -Mariko