残念ながら
職場の制約で
仕事中、ハイヒールを身に着けることが難しい
私も同じであるが
そんな人もたくさんいるのではと
想像する
ハイヒールのレッスンを再開してから
フラットシューズで歩くときも
内側と拇指球に体重がのるように
気を付けてはいるが
やはり
何かしら物足りなさを感じてしまうのである
私の仕事は外出や出張もあるため
ハイヒールで出かけられることもあるのだが
日常のオフィスでは
フラットであるのは当然とされ
安全靴と呼ばれる
足を保護する金属の入った靴を
身に着けることも多々ある
そんな時は
素足のトレーニングを
思い出すようにしている
膝の運びは
素足であろうが
フラットシューズであろうが
鏡や姿が映る場所があれば
確認しながら
トレーニングもできる
たとえばお手洗いを出るとき
会議室に入る瞬間
コーヒーを淹れるわずかな時間でも
一歩でいい
私は膝に意識を込めることにした
すると
レッスンの際にその効果は
少しずつではあるが
現れ始めたのである
お会いする度に美しさが
増していらっしゃると思います
レッスンの終わりに
画面越しのASAMIさんが
残してくれたコメントである
なるほどと思った
私たちはできないことを
環境や状況を理由にしてしまう
もちろん
その通りで
現に私がこの職場にいる限り
職場の日常にハイヒールの姿は、ない
ハイヒールで美しく歩くために
やっておくべきこと
やるべきことは
いくつもあるのだ
人は怠けるように出来ている
私もすぐに
怠けてしまうのだが
画面越しにでも
変化が現われ
伝わるものだと思うと
怠けてはいられないのである
今日の私は
重たい安全靴を身に付け
ヘルメットという出で立ちである
それでも
会議室へ入る一歩だけでも
気を付けたい
La Carrière -Mariko