自分を信じる

奇跡が起きることは
本当にあるのだと
思った

いや

でもこれはまだ
始まりであって

まだまだ
この先がある

というのも

流産のあと
体調が戻らず

女性の月のものが
なかなか来ず
排卵もしていない状態が続き
ほぼ更年期障害の
症状が続き
苦戦していたからだ

けれど
先日

少しだけ
前進の兆しが見えた

その兆しが見えた時
ドクターが
これは卵胞ですよと

卵子を包む袋のようなものが
見え始めているという言葉を
信じられないと
思ったほどであった

ドクターに思わず
・・・そうだといいんですが、と
言ってしまったくらいである

これほどまでに
自分の身体が
愛しいと思ったことはない

頑張ってくれているのだな
私の身体は、と
痛感する

不妊治療や
高度生殖医療に
苦しんでいる人たちが
世の中には
たくさんおり
私もその中の一人であることに
違いはない

そして一人一人が
悩んでいるステージや
抱えている問題は
本当に千差万別で
いわばオーダーメイドの治療が
必要な医療である

そういう意味でも
一辺倒だったメキシコの病院から
日本の病院に
転院してきてよかったと思う

僅かながらでも
再度
希望を持つことができた今

また新しく
命を育めるよう
もっと自分の身体を
大事にしたい

今の私にしか
できないことを
ただ取り組むのみだ

自分を信じる

これがどれだけ
難しいことかを
思い知らされる日々ではあるが

もっと自分を
信じることが
今の私には必要なのかもしれない

前を向いて
一歩を歩みだそうと思う

La Carrière -Mariko