船乗りの夫を持つ友人

本当に地球上には
たくさんの仕事があるのだと
痛感する

中でも船乗りという職業は
これだけ飛行機が移動手段として
一般的になったとしても

世の中を支えている大きな仕事の
一つである

たとえば私たちが口にする食べ物や
洋服や電化製品などで
海外からやってきたものの大半は
コンテナ船で海外から
運ばれたものである

コロナ禍で港の閉鎖などに
追い込まれた国もあり
世界的にコンテナ船が足りておらず

世界各国の業者が
船便を取り合いしている現状である

毎日の生活からは
感じられにくいことだが
こういう変化が
世の中に起きている

船乗りの夫を持つ友人から
メッセージが入り
三か月ぶりに
夫が帰ってくるのだと聞いた

また一か月ほどすると
船旅へ出て行ってしまうのだが

COVIDが世界的に流行っていても
こうして私たちの
生活を支えてくれる
職業があり
そういう人々がいてくれるからこそ

日常があるのだと
考えさせられた

船乗りの友人夫婦は
何か月かごとの
長い目の休暇を二人で楽しむという
ある意味
なかなか経験できにくい
人生を送っている

人生の在り方は
本当に多様であって良いと

思う

La Carrière -Mariko