ロングスカートを身につけている
女性が多く見られるが
裾の長さに
気を使って
歩いている人は
どれだけいるのだろうかと思う
階段で前方を歩く
白いロングスカートの女性が
降りていく
後ろのスカートの裾が
地面に触れていることを
彼女は気がついていない
床拭きをするかのように
彼女のスカートは
地面をかすかに
擦っていく
後ろ姿に
気をつけるというのは
習慣がない人にとっては
難しい
スカートの裾が捲れていたり
シャツが捲れていたり
しないかどうかを
見る必要があり
さらに
段差があるときに
自分の身につけている
洋服が
どのように見えているのかに
気を配る必要があるということだ
後ろに気を配るのは
歩いている時も
同じである
私はハイヒールで歩いている時
後ろ姿を特に
気にするようにしているが
やはり後ろ姿を
多くの人が見ているかもしれないと
思うことが大事である
La Carrière -Mariko