ハイヒールは自ら選んで履くもの

月に数回しか
オフィスへ行かなくなり
人と会うことの価値を
痛感することが多くなった

誰かと会って
言葉を交わすというのは
当たり前のようで
とても大事なことなのだと痛感している

そして誰かから
声を掛けられることで
自分自身を振り返ることもできると思う

先日
オフィスで久しぶりに会った人に
そんな高い靴、よくはきこなすよねと
声をかけられた

もうそんな高さのある靴を
履いている人なんて
ほとんどいないよな
と言われたのだが

確かにその通りかもしれないと
ふと考え直してみる
機会となった

多分
ほとんど履いている人がいない
ということは

ハイヒールは自ら選んだ人が
意思を持って履くものになったのだと
私は思う

綺麗になりたい
美しくありたい
歩いている姿に自信を持ちたい

そんな人たちが
選んで
身に付けるようになったのではないか
と思うのだ

選んで身に付けるものと言えば
毎日来ている服も同じ

自分という人を
表現する大事な要素なのだと
私は考える

ハイヒールで女性の価値観が
大きく変わることはないと
思う人がいるかもしれないが
実際に
ハイヒールを履いてみると

いつもと違う視界に
心が躍る気分になることを
一度履いた人は
皆、知っているものである

だからぜひ
ハイヒールを自ら選んで
脚に入れて頂けたらと
思う

La Carrière -Mariko