言語による論理展開の違い

おそらく一度や二度
日本語と英語の論理展開が違うことを
耳にされたことがあると思う

一例ではあるが

英語では
結論を先に言う
理由を論理的に述べる
曖昧なことは言わない

それに対し、日本語は
最後まで結論を言わない
主語が分かりにくい
曖昧な言い方を好む

と言われている

大きな違いがあることが
お分かり頂けるだろう

普段の生活が英語や他の言語ベースになると
日本語で
意図なく、何気なく話しているはずが
実は大変キツく聞こえてしまうことがある

日本語は日本語の
英語は英語の
フランス語にはフランス語の
論理展開があるのは事実だが

結局のところ
自分の最も居心地の良い論理展開を
選んでしまうのである

私の場合は
相手に伝わったか、伝わってないのか
分からない表現が嫌いなため
ついつい
英語的な論理展開になってしまうことが多い

何が正しいという訳ではない

話す言語や
育ってきた背景から
その人の話し方やロジックを
理解する努力を
我々日本人はあまりにも疎かにしていると
感じるのだ

和や協調を重んじるために
キツい発言や言葉を避け
直接的な否定表現を嫌う

これには良し悪しがあるということを
知っておくべきである

そして世界を相手にした際に
どのような論理展開をしていくべきか
一度立ち止まって考え
学ぶチャンスがあるべきだ

世界には自分の思いに適した
論理展開の方法や
表現や単語がたくさんあるということを

下手なりにも
一時期、5カ国語を話した一人として
提言したい

 

La Carrière -Mariko