フランス時代に
ビオマルシェ
つまりは有機栽培された
野菜や動物性の食べ物を
販売している市場に
よく通った
特にお目当ては
レモンである
皮ごと食べられるレモンは
貴重である
それでレモンを買い
はちみつとショウガで
自家製のジンジャーエールの元を
よく作っていた
それを炭酸で割って飲むのである
気が付くと
日本のスーパーでも
炭酸水が売られるようになり
同じように
ジンジャーエールの元を
作れる環境になったなと思う
ただ難しいのが
レモンを仕入れることである
そこでフランス時代は
はちみつ漬けを基本としていたが
今回はショウガを煮だして
作ることにトライをしてみた
なかなか美味しく仕上がったと
個人的には満足している
自家製ジンジャーエールは
私にとっては
フランスを思い出す
思い出の味でもある
こうして国が変わっても
自分なりに
好きなものを
好きな味に
仕上げていくプロセスは
いつも奥が深く
面白いと思う
そしてまた
別の国へ移っても
同様に
ジンジャーエールを作るのだと思う
La Carrière -Mariko