部屋に足りないもの


私の部屋に足りないのは
全身鏡である
そして
レッドカーペットである

そろそろ
荷物も80%片付いた
自分が自宅でどう過ごしたいのかを考えて
行動に移す時が来たのかもしれない

正直私は物が多い

断捨離と言いながら
服をあれほど処分したのに
まだ、洋服が山ほどある

季節のワンピースや
スーツにジャケット
コートなど
挙げだしたらきりがない

日本は特に四季があり
そのために
衣替えという文化がある

冬物と夏物
それだけで量は二倍になる

何年も着ていなかった服を
捨てるというのは
とっくにやりつくした感はある

多分
これまでの価値観だけで
これ以上物を減らすのが
難しくなっているのだと思う

自分の中で
新しい基準を打ち出さない限り
これ以上物は減らないのだろう

年に一度しか着ないような服も
確かに、ある
けれど
確かに年に一度は
着用しているのである

新しいものを迎えるために
古いものを捨てる

それが上手にできればいいのだが
簡単なようで
難しいものである

これ以上物を増やしたくないと
思っていることから
鏡と赤いカーペットを
控えていたのだが
妙に欲しくなってきたのである

そこで
自分が納得できる
素晴らしい物に出会ったときは
是非購入しよう

そんな風に考えることにした

きっとお気に入りの物に出会った時
古いものを気持ちよく捨てられるように
なっているに違いないと
自分を信じるのみである

La Carrière -Mariko