脚本にチャレンジする

ハイヒールレッスンにも
復帰できていない
自分に苛立ちを持ちながらも

密かに
新しいチャレンジを
自分の中に課してみた

日本の高度生殖医療の技術は
素晴らしい

血液検査の結果も
すぐに出てくるし
薬も院内で処方されることが多い

病院の混雑具合だけは
なんともならないのと
通院の回数や
時間の制限があるもの
事実である

定期的な予定を組むのが
難しく
レッスンや習い事を
組み込むのも
簡単では、ない

そんなことから
新しい何かに
チャレンジすることも
しばらくは
お預けだろうと思っていたのだが

ふとしたきっかけから
脚本を書いてみるという
ことに興味を持った

何かがざわめくかのように
脚本用の
原稿用紙に
向かい合った

脚本など
見たこともなかった私だが

その原稿用紙を
手に入れる前の日に
行きつけの
レストランで
店長から

この週末
実はテレビロケが入るんだよと
知らされる
そして目の前で
その脚本を
見せてもらった

なんとも不思議なめぐりあわせである

人生で
一度も脚本など
書こうとも思ったことのない私に
ふと
脚本を書いてみたいと
思ったら

そのお手本となるものが
空から降ってくることも
あるものなのだ

そんなわけで
目の前には
脚本用の原稿用紙が、ある

私はこれから二か月ほどかけて
小さな作品を
一つ
書き上げたいと思う

La Carrière -Mariko