ビジネスクラスの読書率

日本に帰ってきてから
COVIDの影響もあり
めっきり飛行機に乗る機会が、なくなってしまった

メキシコにいる際も
出張に行けなくなってからは
飛行機にほとんど乗らなくなってしまったのも
事実である

それまでは
最低毎週2便
多いときは2桁のフライトに
乗っていた

1時間から数時間という
短い時間での飛行機の移動時間

外の景色を見て過ごす人も多いであろう
でもビジネスクラスに乗っていると
結構な数のビジネスパーソンが
読書に時間をかけていることに
気が付く

特にアルファベットを使う
英語やスペイン語の本は
枚数が多くなりがちで
ハードカバーの本は重たく
ぺーパーバックは
日本語のハードカバー並みの重さである

最近は電子書籍を読んでいる人も多いが
紙での本を持ち歩いている人も
多くいるが
とにかく皆、読書熱心なのである

ビジネス書の場合もあれば
小説の場合もあり
本の種類は多々あれど
皆、本を読むという行為に
身を委ねている感じなのである

さすがに早朝のフライトは
目を閉じている人も
それなりにいるが

本を読んでいる人が
誰ひとりいないという
フライトは
乗ったことが、ない

やはり仕事で第一線で働く人たちや
ビジネスクラスに乗るよう名人々は
時間の有効活用の仕方として
読書をしていたり

もしくは読書を無意識に
選んでいる人が多いというわけである

本を読んでいる間
私は異世界にいると
いつも感じている

自分の感覚がなくなり
時間の感覚がなくなるほど
没頭してしまうのである

もしかすると
そうしている間
脳は特別な状態に入るのかもしれない

そしてその間は
現実や目の前のビジネスの課題を
忘れさせてくれたりするものである

高度不妊治療を受けるようになり
待ち時間というものと
向きあうことになった私だが

飛行機に乗れなくなった代わりに
本を読める幸せに
感謝したい

ビジネスクラスの飛行機を
イメージしながら
今日も
私は、本を読む

La Carrière -Mariko