30分ほど遅れます
ごめんなさい
手元の電話に
そんなメッセージが届いた
待ち合わせをしていた
友人からである
このメッセージに
遅刻など腹立たしいと思うか
それとも
まぁ遅れてしまったのだから
仕方ないと思うのか
本当にこれは
心の持ちようである
正直なところ
遅刻することそのものは
決して良いことではない
なぜなら
約束している相手の
時間を消費しているからである
しかし
こういう連絡が来た時に
どう対処するかが
一番大事なのである
私は時間に割とルーズでもある
どう、ルーズなのかというと
こういう時間の約束に関して
遅れてきたことに対して
なんとも思わないのである
スペインで人生を過ごしたことで
時間に対する考え方が変わったのかもしれない
約束の時間を守る人が少ない
ラテン系の国々では
絶対に時間を守ることと
守らなくていいことの
メリハリがついているようにも
取れる
たとえばドクターとのアポイントメントや
仕事関係の会議
美容院やレッスンなどの時間は
守る人がほとんどである
(中に罰金制度を課している病院も
メキシコにはあったのは事実である)
友人との約束も
決して
遅刻を許すことが善だとは思わないが
遅れてしまっている事実が
変わることはないのだから
と
そのままいかに時間を有意義に過ごすかを
考えるべきなのである
私はその30分で
ブログを書いたり
本を読んだりできるのだから
なんと幸せなことだろうと
思うのである
もしこれから
時間に間に合いそうにない友人がいる時
少しだけ
視点や心持を変えてみては
いかがだろうか
新たな発見があるかもしれない
もちろん
相手に
時間を守る気があるのかないのかは
さておき、である
La Carrière -Mariko