面白い話だと思うことがあった
それは
メンタルヘルス
つまり
精神衛生上の問題を
抱えている部下たちに
どう対処するのかを
ドクターが講義してくれる場であった
配られた冊子に
エネルギーが低い人がいた場合は
どのように
対応するのか、という言葉が
書かれていた
なるほど
エネルギーというのは
確かに眼に見えず
高いのか低いのか
分かりにくいものではあるが
第三者的に見ても
確かに存在し
それによって
精神疾患に
なるのかどうかとも
関係が
少なくともあるということだ
エネルギーというのは
自分の中に
存在するという
そう、要は熱量のことでもある
身体を動かすと
暑くなるのも
エネルギーを
感じる方法の一つでもある
私はどのようなエネルギーで
毎日
生活しているのだろう
私はメキシコ時代よりも
仕事の上では
穏やかになったかもしれない
が
それが
良いか悪いかは別である
自分が心地よいと思うエネルギー
それを探し出すのは
何と難しいと、思う
精神衛生上
エネルギーが需要なのだとしたら
やはり
自分がどうありたいのか
心の底から
分かっていなければならない
それは今よりも良い仕事に就きたいとか
料理が上手くなりたいとか
そういう些細なことでも、いい
多分傾ける情熱が
あるかないかも
その人を決めるエネルギーの一つなのだろう
今日もハイヒールで
出かけよう
私のエネルギーを高める
不思議な相棒が
このハイヒールだから、と
黒いルブタンを眺めて
朝を迎えた
La Carrière -Mariko