メキシコの神さまからの贈り物

本当であれば
昨日で引っ越しを終えている予定であった

しかし

メキシコには
神さまなるものが住んでいるのか

それともこれが
宇宙の働きか

私の引っ越しは来月の頭になった

そして私の帰国も
7月の二週目となった

これはメキシコの神さまからの贈り物だと
心から思う
出来事であり
宇宙の計らいであった

おかげで私は
自分の部下たちと
楽しい時間を
メキシコのスイスと呼ばれる場所で
過ごすこともできた

同じく仕事を共にしてきた仲間の家族と
たくさんの時間を過ごすことができた

夕飯に呼ばれ
誕生日パーティーに呼ばれ
日本食を披露したり
メキシコの手料理を教わったり

それはそれは
貴重な時間であった

もし私が
帰ると決めていなかったら

多分このような時間は
なかなか過ごせていなかったと思う

なぜなら普通
帰国が決まると
行きたかった場所などに
旅行に行ってしまうことが多いからである

しかしながら今回は
COVIDの為に
私の旅行の予定は白紙であった

このタイミングだからこそ
私の予定に余裕があった

そして出張も一気になくなり
身体に余裕もできていた

その結果
部下たちと近場に出かけたり
それぞれの家を訪問したりして
時間を過ごすことが
できたというわけである

そして最後にメキシコの神さまがくれたのは
おまけの1週間という
ご褒美である

引っ越しを出国直前にすることで
少しだけ時間に余裕ができた

日本に帰ると
14日間の自主隔離生活が待っている

だからこそ
メキシコでできることを
精一杯できるようにと
宇宙が助けてくれているようであった

引っ越しも家の引継ぎも
仕事の引継ぎも

まるで本当に
誰かが私の想いをくみ取ったかのように
順調に
そしてスムーズに
上手くいく予定が出来上がったのである

ASAMIさんの言葉を借りると
これは
宇宙の計らいである

そして
私はそれを
メキシコの神さまがくれた
贈り物として
受け取ろうとしているのである

この追加の一週間
私は
メキシコのスタッフたちに
感謝をカタチで返すために
使おうと思っている

後ろ髪を引かれる思いや
さみしさや
悔しさ
日本に帰ったからと言って
成功しないかもしれないという恐怖

それらから
目を逸らそう

そして
私の目指す姿に意識を向け
感謝の気持ちで
満ち溢れる一週間に
していきたい

La Carrière -Mariko