何がやりたいのか分からない時に、何をするべきか

誰でも
子どもの頃に
大きくなったら
何になりたいか
などと聞かれたことは
一度はあるのではないかと思う

その頃は
ただの憧れか何かで
歌手、と言ってみたり
サッカー選手や宇宙飛行士など
すごいな、と
感じた何かになりたいと
思うものである

大人になると
現実はそこまで甘くないことを知る

サッカー選手や歌手なども
活躍して十分なお金を稼ぐことができる人は
ほんの一握りであるし

実際に大金を手に入れる方法は
それだけではないということも
事実である

私自身も
人生で何がやりたいのか
と聞かれると
決めるのが難しい人であった

だから大学でも
政治でも経済でも
総合的に学問を学べるような
学部を選んだ

大学院を選ぶときに
はじめて
自分の専門性が
どこへ行くべきかという
問題にぶつかったのだが

私は専門性を高めるというよりも
人の行動を研究する手法として
経済学が使えると思い、それを選んだ
別に経済学が好きだったわけでも
得意だったわけでもない
ある意味、成り行きでそうなった、とも言える

大学院を選ぶとき
これから書くような手法で
私は自分が何に興味を持っているのかに
たどり着くことができた

だからこそ、お伝えできることがある

それは無意識の行動を意識化することである

先ほどの大学院の例でいうと
成り行きで経済学研究科を選んだのだが
もし
行動を意識化していなければ
最適な研究科も見つかっていなかったと思う

自分がやりたいことが
分からないという時は
無意識の行動が一日の大半を占めている可能性がある

だから、無意識の行動に
目を向けてみると良い

まず日常生活で
自分が何に時間を使っているか
調べてみるといいだろう

もちろん勤務時間や
子どもの世話の時間以外の話で
自分の自由時間の中での
行動に絞ってもらいたい

仮に気が付くと2時間ほど
ネットサーフィンをしていることに
気が付いたらならば

今度は
その時間から自分が何を得ているのか
気になっているものの共通点を
挙げていくと良い

無駄だという答えに行きつく人もいれば
ああ、私は面白ブログが好きなんだとか
洋服ばっかり見ているなとか
そういう傾向に気が付くはずである

自分の傾向が分かったら
それがなぜなのか考えてみると良い

好きだから、嫌いだから
妬みか、憧れか

そうしていくうちに
自分が時間をかけているものの正体が見えてくる

ある人は買い物かもしれない
ある人は料理のレシピ探しかもしれない
世の中のくだらないニュース探しか
世界の情勢を知るためか
癒しのためか、ストレス発散のためなのか

とにかく、自分が求めているものの答えを
一旦出すことである
それが正解かどうかは問われていない

仮に間違っていれば
また戻って修正すればいいだけである

無意識の自分ほど
コントロールが難しいものはない
だから、無意識の行動を意識化することを
最初にやっておく必要があるのだ

次に自分が求めているものを
達成できる代替え手段を
考えてみるといい

実はストレス発散のために
ネットを2時間見ているのだとしたら
ストレス発散のために
他に何をする可能性があるかを考えるのである

映画を見る
お化粧をする
料理をする
キックボクシング
歌う、踊る

代替えできる行動は、山ほどある

そしてその代替えできる行動に
一つずつトライをすると良い

代替えしていくうちに
元の行動が
自分にとって意味があるかないかもわかるようになる

そうしていろいろ試すことで
人生の可能性を増やすことができる

興味を持ったことに対して
なぜ、と問いかける
その行動で無意識が意識化する

無意識を意識化すると
行動がコントロールできるようになり
自分の中で
これをやろう、あれをやろうと
目標ができるようになってくるであろう

将来仕事につながるものでなければ、と思う人も
いるかもしれないが
今の時代
どんなことも、仕事につながっていく

人生に無駄なことなど
一つもない

無意識を意識化すること

この行動を広げることで
おのずと
自分の進むべき道が見えてくるのである

無意識のままの行動での
成り行きは
決して望んだ世界へは届かないが

意識的に行動をコントロールした
成り行きは
望み通りの世界ににつながっていくものである

私は大学院へ行くと決め
研究のテーマは決めていたが
手法が分からなかった

その時に自分の行動を振り返ると
無意識ネットサーフィンをしていることが
多いことに気が付いた
大学院を調べているつもりでも
結局答えが出ず
同じようなページばかり見ていた
その行動に気が付いた私は
意図的に探すのを辞めてみたのである

その代わりに
研究したいテーマに近い本を
少しずつ読み始め
友人に語り始めた

結果、経済学でやってみたらどうかと
親しい友人からアドバイスをもらうことにつながった

本当に、成り行き、であった

そして今
この記事を書きながら

私も自分の行動を見直そうと決めた

まずは、眠る前に
スマートフォンとを眺める時間を
減らしたい
私の場合、この時間は
ただの休憩、である
そう、いろんな記事を見て
考えない時間を作っているだけである

それならば
まだ瞑想をするとか
もう少し別のやり方があるなと
反省している次第である

La Carrière -Mariko