ありのままで、でも意識をすること

職場で大きな山場を迎えた

それは仕事という意味ではなく
私のキャリア
仕事の歴史において、である

その山場は
試験という形で
力を試されるのだが

勉強してきたからと言って
必ずしも
点数を取れるものでもない

色々と研修を受けて
学んでから試験に臨む人もいるが
私はあえて
ありのままで行きたいと思う

鎧や兜を付けて
武装をしたところで
私は重くて
身動きが取れなくなるだろう

それならば
丸腰でいいではないか

でも
足元にはハイヒール

自分の意識を
体と心、頭に向けるために

ありのままで
でも意識は向けること

美しくあること
人間として私がどうありたいのか
その思いを中心に据えること

そちらの方が
重要である

社内とはいえ
昇格試験であったり
昇給のためのチャンレジであったり

そのようなチャンスがある際は
ぜひ
自分の立ち位置を
決めてもらいたい

全力で挑むことは大事だが
どう、全力なのか

完全武装の上で臨むのか
何を武器に臨むのか

答えは自分の中にしかない

私はありのままで臨むと決めた
でも
意識だけは抜かぬよう

誰かに見られているかもしれないという意識を
決して
抜かないように
したいと思うのだ

そしてそれは
ハイヒールで歩くときと同じである

美しくあることは
誰かのためではない

自分自身のために
美しく歩くのである

自分のために美しく歩くことが
誰かの視線や心を
奪うことが
大いにあるのは

歩いている人の意識が
その一歩に込められているからである

試験の際は
すべての意識を
自分の内面に
全力で向けたい

そして自分自身の価値を
改めて
認識できるようにしていきたい

La Carrière -Mariko