筋肉が付いてくると
高さのあるハイヒールを履かなければ
ある意味
身体が
怠けることを
覚えてしまう
高さを上げるタイミングとは
筋肉ができあがったタイミングでもあるが
その筋肉を落とさないための
見極めが重要となるタイミングでもある
さて
問題は
高さのあるハイヒールを探し出すことで
自分の脚に合い
足の形にも合った相棒を
探し出すのは
簡単なことではない
ましてや
高さがあるものは
そう簡単に手に入るわけではない
プラットフォームタイプか
クラシカルタイプかでも
実質の高さが違ってくる
個人的には
クラシカルタイプのデザインが好みではあるが
コーチとしての力をつけるために
プラットフォームタイプも
探さなくてはと思う
しかし
メキシコではブランドも限られているため
難航を極めることが
すでに
予想されている
高さのあるハイヒールを
探す旅を始めなければ
ならない時が
間もなく
訪れるはずである
それは嬉しいことでもあるが
長い旅でもある
そして出会ってから
その相棒と仲良くなるまでも
相当時間がかかるのは
言うまでもない
高さのあるハイヒールは
存在だけで
気高い
そして
挑戦状とすら感じさせるオーラを
放ってくるのである
私を履きこなして御覧なさい、と
だからこそ
挑戦する価値があるものであり
芸術品でもあるのだ
ハイヒールそのものが
完成した芸術品となるために
歩くことが
欠かせない
飾ってあるだけのハイヒールは
袖を通されることのない
ドレスや洋服と同じである
身に着ける人がいて初めて
一つの作品になるのである
言わば
ハイヒールを上手に使えば
女性は
動的に芸術であり
アートにもなりうるということである
高さのあるハイヒールを探す旅は
自分という芸術作品を
仕上げるためにも
必要な過程である
そして願っていれば
必ず
自分を表現できる一足に
出会う日が
来るものである
La Carrière -Mariko